Sleep method INFO

不眠を改善し、質の良い眠りを手に入れるための快眠実践法を詳しく分かりやすく、多数紹介していきます。また、快眠のためのグッズ、お役立ち情報も盛りだくさんです。

目頭のツボ晴明を刺激して眠気も視界もスッキリ

目頭の少し上にある晴明(せいめい)というツボを優しく押し、刺激することで目を覚ますことが出来ます。仕事中やパソコンなどのデスクワーク中に目頭を押さえている人をよく見かけると思いますが、この動作は目の疲れをとるために正しいといえます。
 
晴明は、目の不調に効くツボとして知られ、目の疲労だけでなく、屈折異常や眼病にも効果的です。正しくツボを押せていれば、視界が晴れやかで、目の周りがすっきりすることを感じられるでしょう。具体的には目頭ではなく、目頭の気持ち程度上に晴明というツボがあります。その部分を左右どちらかの親指と人差し指でつまむように押します。息を吐きながら、骨を押し上げるようにすると効果的です。くれぐれも強く押しすぎたり、瞼の上から眼球を押し込むことの無いように気をつけましょう。
 
目のツボを押して眠気を覚ます方法はぼやける視界をスッキリ解消してくれますので、朝起きてすぐの頭が睡眠状態の時よりは、パソコン作業のやり過ぎでの疲れや、読書時などに目のぼやけを感じた時などにとくに効果的といえます。起床後ももちろんおススメで、目から情報を脳に入れていくことで、しっかり頭が活動状態に切り替わりますので、ぼやけた目をすっきりさせるために刺激を与えるのは効果的です。

眠たくてベッドから出られないときは耳のツボを刺激する

目が覚めてもなかなか眠気が取れない、もう少し寝られるからとスヌーズ機能をセットしなおして二度寝という方も多いかと思います。そんなときに一瞬で目が覚める方法があります。目覚ましに手が伸びる前に、手を耳たぶに持っていくようにしてみてください。今までの眠気は案外簡単に冷ませることを実感できるはずです。
 
耳たぶのツボ翳風(えいふう)を刺激します。両方の耳たぶを、引っ張ったり揺らしたり、揉んだりしながら刺激を与えることで、全身の血行を良くし、体温を上昇させることが出来ます。体温が上がることで、眠い状態から、活動モードへ切り替えることが出来ます。ツボ治療で耳は、胎児が逆さまになった状態を投影しているといわれ、耳たぶはちょうど頭部に当たります。よって、耳たぶを刺激することは、頭に刺激を与えることになり、目が覚めてくるというわけです。
 
朝起きるときだけでなく、日中や仕事中に眠気が襲ったり、目の疲れや肩こりなどにも有効で、作業途中のリフレッシュとしても効果的です。また、肩こりや目の疲れは、脳の疲れからきている場合が多いので、耳たぶを触って固いと感じたら脳が疲れているサインです。ご自身の脳の疲れを知るバロメーターとしてもいいかもしれませんね。具体的には、両方の耳たぶを揉みほぐしながら、下へ3秒ほど引っ張り、指を放します。5回ほど繰り返すのがいいでしょう。

目が覚めた時が起きるとき!二度寝しても気持ちよく起きることは出来ません

f:id:karasi262:20170607075820j:plain

いったん目が覚めるけれど、二度寝の誘惑に負けてしまう。これは、眠いからではなく、目を閉じるから眠気が襲うということを自覚しましょう。人間が睡眠から覚めるとき、何の意味もなく起きることはありません。目が覚めて二度寝したとしても、その後気持ちよく起きることはありません。起きるのがつらいと感じるのは、習慣が染みついているからです。

起きたらまず、光を見るようにするのがおススメです。人が眠りについているときメラトニンという睡眠を促すホルモンが分泌されています。太陽や光を感じると、メラトニンの分泌量が減り、徐々に眠気が覚めていきます。また、目が覚めたら、光や太陽を一点見つめしながら「自分は起きる」「起きれば気持ちがいい」と唱えなると頭が切り換り、意識がはっきりし起きられるようになっていきます。
 
寝る前に少しカーテンを開けておくのもがオススメです。太陽の光にはセロトニンの分泌を促す効果があります。セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれ、人は日光を浴びると幸福感をより感じることが出来るとされています。日光でさわやかな目覚めを習慣づけていきましょう。雨などで日が出ていなければタイマーで徐々に明るくなる間接照明などもいいでしょう。

シルクを身につけて眠れば心地よさも睡眠の質も格段上がる

f:id:karasi262:20170606131253j:plain

シルクが肌に優しいことは、言わずもがなですが、睡眠にも適した素材です。シルク素材で眠ることは睡眠の質を上げることに直結します。

寝るときの恰好なんてリラックスできればなんでもいいとお考えの方もおられるかもしれませんが、シルクに包まれ眠ることの気持ちよさを体感すればきっと考えも変わることでしょう。もちろん気持ちよさだけではありません。睡眠にシルクを利用することは、快眠に関してたくさんのメリットがあります。

睡眠導入時には深部体温を下げようとする働きがあり、発汗量が多くなります。ですので、肌に直接触れるものは吸湿性と放湿性に優れたものがよいというのはお分かりいただけると思います。シルクの吸湿性と放湿性は綿に比べ1.5倍あり、べたつくことなくサラッと快適に眠ることが出来ます。
 
シルクは天然のエアコン効果があり、熱帯地域だけでなく極寒の地域でも重宝されています。夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことが出来、睡眠中の体温変化を優しくサポートしてくれます。また、シルクのセリシンというたんぱく質成分は人肌と近いので、触れた時に心地よさを感じることが出来ます。
 
心地よさを感じるというのはリラックス状態を作るのには欠かせません。リラックス状態を促すと、睡眠時に働く副交感神経が活発になり、より質の高い睡眠が出来るようになります。快適な眠りをサポートするのにうってつけのシルク素材に包まれてみてはいかがでしょうか。

なかなか落ち着けず眠れないときには、自然音とゆるやかなリズムでリラックス

f:id:karasi262:20170606130811j:plain

「ストレスで眠れない」「なかなか落ち着けない」を解消するには、リラクゼーション音楽を聴くのがおすすめです。就寝前に効く音楽はスローテンポな曲がいいでしょう。また、ヴォーカルレスで歌詞の入っていないインストゥルメンタルの曲がおすすめです。歌詞が入ってしまうと言葉が頭に入って、余計にあれこれ考えこんでしまう原因になり、さらに眠れなくなってしまいます。

ストレスやなかなか心が落ち着かないときというのは呼吸が浅くなっている状態です。
自分で呼吸が制御できないというときは、外部の音から呼吸へ働きかけることが効果的です。音楽のリズムと呼吸は同調するので、スローテンポの曲を聴きくことでゆったりとした自然な呼吸にしていくことが出来ます。
 
リラクゼーション音楽はとくに自然音がおすすめですが、自然音には「1/fゆらぎ」という信号が含まれ、適度に規則性と意外性がバランスよく調和されたゆらぎで、人に癒しや心地よさを与えると言われています。人の心臓音、川のせせらぎや波の音、雨の音などに含まれています。
 
アルファ波を含む音楽もリラックス状態を誘うのでおすすめです。クラシック音楽の名曲にもアルファ波を含むものは多数あります。「パッフェルベルのカノン」や「バッハのG線上のアリア」「ドビュッシー亜麻色の髪の乙女」など、あまりクラシックを聴かないという方もこれなら知っているという曲で眠りにつくのがいいのではないでしょうか。

 

BGMとアロマで朝スッキリ、さらにワンランク上の贅沢な1日のはじまり

f:id:karasi262:20170606130123j:plain

朝起きてからボーっとしてスッキリしないときには音楽とアロマがおすすめです。起床後のスキマ時間を一瞬で贅沢なひと時に変え気持ちいい1日のスタートを切りましょう。「起きる気がしない」「二度寝してしまおうかな」「頭がボーっとしてちょっとだるいかも」というような気分がイマイチ乗らないときでも、アロマとリズミカルな音楽で、外部の環境から変えていくことで、脳に刺激を与え効果的に気分を上げることは出来ます。
 
特に朝におすすめのアロマの香りは、ペパーミント、ローズマリーユーカリ、グレープフルーツなどさわやかなものです。音楽に関しては、目覚めてすぐはスローテンポな曲で徐々にアップテンポな曲にするのがおすすめです。気持ちのいい目覚めは自然に目が覚めることです。目が覚めてからすぐは、睡眠時に活発な副交感神経が優位に立っています。いきなり起こされると副交感神経から交感神経への切り替えがうまくいきません。スローテンポの曲からアップテンポの曲へ徐々に切り替えることで自然な目覚めを促していきましょう。
 
また、アロマディフューザーをコンセントタイマーにセットしておけば、起きてからアロマをセットしなくてもさわやかな香りとともに目覚めることが出来ます。さらに習慣にすることで「アロマの香り=目覚め」と脳が切り替わるようになるので、頑張って起きようとせずとも自然に目が覚めるようになります。

 

何より続けることが大切

f:id:karasi262:20170515020810p:plain

いくら実践法がたくさんあっても続かなくては、やはり効果はありません。

人の行動パターンや癖は習慣化によって作られます。むしろ習慣によって人は行動しているといっても過言ではありません。いきなり変えるのは難しいことです。少しずつ行動を変えていくことで、変化は如実に表れ始めます。

質の高い眠りは1日で得ることは出来ません。また、一気にたくさんの習慣を改善することも出来ません。快眠について書籍はたくさんあり、読み進めているとすべて試したくなる気持ちはあるかと思いますが、習慣化されてしまっている行動をいきなり変えられないのが人間です。性分や性格ということではなく、習慣をいきなり変えようとすると、潜在意識では、元に戻そうという防衛本能が働くようにできているのです。

快眠も筋トレと同じです。正しく効果的な方法を身に付けていくことで、確実に成果は表れていきます。はじめから完璧を求めようとせずに、少しずつできることから実践していきましょう。一つの習慣が改善できれば、良い習慣が芋づる式にどんどん改善されていきます。効果が見えてくると、人の脳はそれを快感に思い、それからは劇的に変化していきます。最初は億劫に感じることがあるかもしれませんが、行動に移すこが何より大切です。